峠の夕陽をみるたびに
思い出すんだ お袋を
今年五十路のやもめの暮し
助(す)けてやりたい気持ちはあるが
無職(ぶしょく)渡世のこの身では
儘(まま)にならない禄(ろく)でなし
おっかさん、ご免よ。何の因果か赤の他人を親にもち、
今じゃ立派な命稼業の渡世人。
道中一つ峠を越えるたび、いつもお天道様に叱られて、
この身が真赤に染まるんだ。
峠の夕陽に身を染めりゃ
胸が痛むよ チクチクと
二八十六 花なら蕾(つぼみ)
娘盛りの隣(となり)のおみよ
二世の誓いを反古(ほご)にして
俺を恨んでいるだろう
生まれ落ちての利かん気が仇となり、とうとうまっとうな道を
踏み外しちまった。
おみよちゃん、お前には堅気がお似合いだ。
赤い夕陽がそういっている。もう、おいらのことは忘れてくんな。
峠の夕陽の見納めか
やけに眩しい茜雲
明日は捨て身の伊達引き仁義
義理で切ります 大馬鹿野郎
せめて哀れと思うなら
鳴いておくれよ 杜鵑(ほととぎす)
思い出すんだ お袋を
今年五十路のやもめの暮し
助(す)けてやりたい気持ちはあるが
無職(ぶしょく)渡世のこの身では
儘(まま)にならない禄(ろく)でなし
おっかさん、ご免よ。何の因果か赤の他人を親にもち、
今じゃ立派な命稼業の渡世人。
道中一つ峠を越えるたび、いつもお天道様に叱られて、
この身が真赤に染まるんだ。
峠の夕陽に身を染めりゃ
胸が痛むよ チクチクと
二八十六 花なら蕾(つぼみ)
娘盛りの隣(となり)のおみよ
二世の誓いを反古(ほご)にして
俺を恨んでいるだろう
生まれ落ちての利かん気が仇となり、とうとうまっとうな道を
踏み外しちまった。
おみよちゃん、お前には堅気がお似合いだ。
赤い夕陽がそういっている。もう、おいらのことは忘れてくんな。
峠の夕陽の見納めか
やけに眩しい茜雲
明日は捨て身の伊達引き仁義
義理で切ります 大馬鹿野郎
せめて哀れと思うなら
鳴いておくれよ 杜鵑(ほととぎす)
三門忠司について
昭和55年、30歳を越えた脱サラ歌手 三門忠司としてデビュー。「片恋酒」が25万枚のヒットとなり、大阪に三門ありの存在感を示す。その後「雨の大阪」等のヒットを飛ばし、浪花の演歌師と呼ばれるようになる三門忠司の人気歌詞
大阪無情
さよなら さよなら さよならなんて い ...
雨の大阪
どうせ人生 お芝居よ あんたのことも ...
男の街道
人には選んだ 道がある こころに抱いて ...
小判鮫の唄
かけた情が いつわりならば なんで濡れ ...
浪花のギター
夜にまぎれて 見えない明日 酔えばなほ ...
泣き虫横丁
文字の欠けてる ネオンを濡らす やみそ ...
流転川
石が浮かんで 木の葉が沈む それが浮世 ...
人生坂
間違いばかりを 探していたら 人は本音 ...
人生一勝二敗
季節はずれの 篠つく雨に 耐えて咲いて ...
次男坊鴉
どこへ飛ぶのか 次男坊鴉 笠にみぞれの ...
博多時雨
一度惚れたら 心底つくす だから悲しい ...
博多川
中州(なかす)のねおんに 咲く花は 朝 ...
河内の次郎長
親の居る奴 幸福(しあわせ)もんさ 俺 ...
なみだ裏町おとこ町
ふるい演歌を 背中で聴けば 心むかしに ...
なぁ 酒よ
紅いネオンに 誘われて ひとり路地裏 ...
紅蓮酒
君を忘れる ために呑む おとこ未練の ...
大阪流転
風の寒さに 背中を丸め 歩く裏町 灯( ...
涙の酒
男一途の火の恋を 何んで涙でけされよう ...
ナニワシグレ「桂春団治」
酒も呑めなきゃ 女も抱けぬ そんなど阿 ...
裏町しぐれ
上手に生きて なぜ行けぬ 上手な酒が ...