負けを知らぬ城のような 大いなる船が出る
あふれ返る光の粒 降り注ぐ水の上
祝盃は交わされる 人々は沸(わ)き返る
胸高鳴る旅人の 目は何も見ていない
その城の足元を 懸命に押している
汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない
大いなる船は今 おごそかに岸を離れる
祝杯は交わされる 人々は見ていない
その城の足元を 身を震わせ引いている
汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない
外海(そとうみ)へ出たなら 大いなるスクリューが回りだす
小さな船は急いで急いで離れゆく
さよなら ようそろ 行っておいでの笛
さよなら ようそろ ごきげんようの笛
大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ
大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない
タグ・ボートは今日も上機嫌
タグ・ボートは今日も上機嫌
夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく
潮の流れに乗ったなら 港は見えなくなる
大いなる船が 遠く遠くから響かせる
さよなら ようそろ ごくろうさんの笛
さよなら ようそろ ごきげんようの笛
大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ
大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない
タグ・ボートは今日も上機嫌
タグ・ボートは今日も上機嫌
夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく
タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート
タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート
あふれ返る光の粒 降り注ぐ水の上
祝盃は交わされる 人々は沸(わ)き返る
胸高鳴る旅人の 目は何も見ていない
その城の足元を 懸命に押している
汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない
大いなる船は今 おごそかに岸を離れる
祝杯は交わされる 人々は見ていない
その城の足元を 身を震わせ引いている
汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない
外海(そとうみ)へ出たなら 大いなるスクリューが回りだす
小さな船は急いで急いで離れゆく
さよなら ようそろ 行っておいでの笛
さよなら ようそろ ごきげんようの笛
大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ
大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない
タグ・ボートは今日も上機嫌
タグ・ボートは今日も上機嫌
夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく
潮の流れに乗ったなら 港は見えなくなる
大いなる船が 遠く遠くから響かせる
さよなら ようそろ ごくろうさんの笛
さよなら ようそろ ごきげんようの笛
大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ
大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない
タグ・ボートは今日も上機嫌
タグ・ボートは今日も上機嫌
夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく
タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート
タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート
中島みゆきについて
1975年「アザミ嬢のララバイ」でデビューし、同年「時代」で、ヤマハポピュラーソングコンテストと世界歌謡祭グランプリ受賞。以後、「わかれうた」「悪女」などが大ヒット。現在までにオリジナル・アルバム32作品をリリース。アルバム、ビデオ、コンサート、夜会、ラジオパーソナリティ、TV・映画のテーマソング、楽曲提供、小説・詩集・エッセイなどの執筆と幅広く活動。2002年NHK紅白歌合戦初出場。2003年にはNHK「プロジェクトX」の主題歌「地上の星」が、オリコンシングルチャートTOP100で148週チャートインの日本記録を達成。中島みゆきの人気歌詞
糸
なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なに ...
時代
今はこんなに悲しくて 涙もかれ果てて ...
ファイト!
あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんの ...
空と君のあいだに
君が涙のときには 僕はポプラの枝になる ...
わかれうた
途に倒れて だれかの名を 呼び続けたこ ...
二隻の舟
時は 全てを連れてゆくものらしい なの ...
銀の龍の背に乗って
あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷 ...
タクシードライバー
やけっぱち騒ぎは のどがかれるよね 心 ...
命の別名
知らない言葉を覚えるたびに 僕らは大人 ...
麦の唄
1. なつかしい人々 なつかしい風景 ...
ホームにて
ふるさとへ 向かう最終に 乗れる人は ...
宙船(そらふね)
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆ ...
世情
世の中はいつも 変わっているから 頑固 ...
Tell Me,Sister
自分が嫌いだった 何もかも嫌だった 嫌 ...
あの娘
やさしい名前をつけたこは 愛されやすい ...
化粧
化粧なんてどうでもいいと思ってきたけれど ...
永遠の嘘をついてくれ
ニューヨークは粉雪の中らしい 成田から ...
あたいの夏休み
短パンを穿いた付け焼刃レディたちが 腕 ...
ひとり上手
私の帰る家は あなたの声のする街角 ...
帰省
遠い国の客には笑われるけれど 押し合わ ...