アゼルバイジャンの夕暮れは 女満別(めまんべつ)の夕暮れと変わらない
歩いているうちにいつのまにか 紛れ込んで続いてゆきそうだ
銃で砕かれた建物や 鉄条網が視界を塞いでも
まるで昔からいるように 私はそこにいるだろう
肌を包む布がある 私は赤児に返る
誰か歌う声がする 私は子供に返る
空がある限り 私の暮らす町
なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町
これから朝に転じる前が 夜のいちばん寒い時間でしょう
あなたにたどり着かないのは まだ寂(さみ)しさが足りないのでしょう
あなたの傍へゆくために パスポートもビザも必要がない
空を見上げて 空に溶けて 空を伝ってゆく
そこに夏は来るかしら そこに冬は来るかしら
そこに人は住むかしら そこに神は住むかしら
空がある限り 私の暮らす町
なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町
取り替えてみませんか あなたがここに 私がそこに
どちらの寂(さみ)しさも変わらない 共にいないならば
空がある限り 空がある限り
なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町
なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町
歩いているうちにいつのまにか 紛れ込んで続いてゆきそうだ
銃で砕かれた建物や 鉄条網が視界を塞いでも
まるで昔からいるように 私はそこにいるだろう
肌を包む布がある 私は赤児に返る
誰か歌う声がする 私は子供に返る
空がある限り 私の暮らす町
なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町
これから朝に転じる前が 夜のいちばん寒い時間でしょう
あなたにたどり着かないのは まだ寂(さみ)しさが足りないのでしょう
あなたの傍へゆくために パスポートもビザも必要がない
空を見上げて 空に溶けて 空を伝ってゆく
そこに夏は来るかしら そこに冬は来るかしら
そこに人は住むかしら そこに神は住むかしら
空がある限り 私の暮らす町
なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町
取り替えてみませんか あなたがここに 私がそこに
どちらの寂(さみ)しさも変わらない 共にいないならば
空がある限り 空がある限り
なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町
なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町
中島みゆきについて
1975年「アザミ嬢のララバイ」でデビューし、同年「時代」で、ヤマハポピュラーソングコンテストと世界歌謡祭グランプリ受賞。以後、「わかれうた」「悪女」などが大ヒット。現在までにオリジナル・アルバム32作品をリリース。アルバム、ビデオ、コンサート、夜会、ラジオパーソナリティ、TV・映画のテーマソング、楽曲提供、小説・詩集・エッセイなどの執筆と幅広く活動。2002年NHK紅白歌合戦初出場。2003年にはNHK「プロジェクトX」の主題歌「地上の星」が、オリコンシングルチャートTOP100で148週チャートインの日本記録を達成。中島みゆきの人気歌詞
糸
なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なに ...
時代
今はこんなに悲しくて 涙もかれ果てて ...
ファイト!
あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんの ...
空と君のあいだに
君が涙のときには 僕はポプラの枝になる ...
わかれうた
途に倒れて だれかの名を 呼び続けたこ ...
二隻の舟
時は 全てを連れてゆくものらしい なの ...
銀の龍の背に乗って
あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷 ...
タクシードライバー
やけっぱち騒ぎは のどがかれるよね 心 ...
命の別名
知らない言葉を覚えるたびに 僕らは大人 ...
麦の唄
1. なつかしい人々 なつかしい風景 ...
ホームにて
ふるさとへ 向かう最終に 乗れる人は ...
宙船(そらふね)
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆ ...
世情
世の中はいつも 変わっているから 頑固 ...
Tell Me,Sister
自分が嫌いだった 何もかも嫌だった 嫌 ...
あの娘
やさしい名前をつけたこは 愛されやすい ...
化粧
化粧なんてどうでもいいと思ってきたけれど ...
永遠の嘘をついてくれ
ニューヨークは粉雪の中らしい 成田から ...
あたいの夏休み
短パンを穿いた付け焼刃レディたちが 腕 ...
ひとり上手
私の帰る家は あなたの声のする街角 ...
帰省
遠い国の客には笑われるけれど 押し合わ ...