昔ぼくが優秀な軍隊の隊員だった時
月夜の晩にイルジアナで演習をした
隊長はぼくらに「河を歩いて渡れ!」と言った
ぼくらは膝まで泥まみれ だが隊長は言った「進め!」
「隊長あぶない引き返そう」と軍曹は言った
「行くんだ軍曹、俺は前にここを渡ったぞ
ぬかるみだけど頑張って歩き続けろ!」
僕らは腰まで泥まみれ だが隊長は言った「進め!」
「隊長こんな重装備では だれも泳げません」
「そんな弱気でどうするか 俺について来い
俺たちに必要なのは ちょっとした決心さ」
僕らは首まで泥まみれ だが隊長は言った「進め!」
月が消え溺れながらの叫びが聞こえた
隊長のヘルメットが水に浮かんだ
「今なら間に合う引き返そう」と軍曹が言った
ぼくらは泥沼から抜け出して 隊長だけ死んでいった
裸になって水にもぐり 死体を見つけた
泥にまみれた隊長は きっと知らなかったのだ
前に渡ったよりも ずっと深くなっていたのを
ぼくらは泥沼から抜け出した 「進め!」と言われたが
これを聞いて何を思うかは あなたの自由
あなたはこのまま静かに 生き続けたいだろう
でも新聞読むたび蘇るのは あのときの気持ち
僕らは腰まで泥まみれ だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
僕らは腰まで泥まみれ だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
僕らは腰まで、首まで、やがてみんな泥まみれ
だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
月夜の晩にイルジアナで演習をした
隊長はぼくらに「河を歩いて渡れ!」と言った
ぼくらは膝まで泥まみれ だが隊長は言った「進め!」
「隊長あぶない引き返そう」と軍曹は言った
「行くんだ軍曹、俺は前にここを渡ったぞ
ぬかるみだけど頑張って歩き続けろ!」
僕らは腰まで泥まみれ だが隊長は言った「進め!」
「隊長こんな重装備では だれも泳げません」
「そんな弱気でどうするか 俺について来い
俺たちに必要なのは ちょっとした決心さ」
僕らは首まで泥まみれ だが隊長は言った「進め!」
月が消え溺れながらの叫びが聞こえた
隊長のヘルメットが水に浮かんだ
「今なら間に合う引き返そう」と軍曹が言った
ぼくらは泥沼から抜け出して 隊長だけ死んでいった
裸になって水にもぐり 死体を見つけた
泥にまみれた隊長は きっと知らなかったのだ
前に渡ったよりも ずっと深くなっていたのを
ぼくらは泥沼から抜け出した 「進め!」と言われたが
これを聞いて何を思うかは あなたの自由
あなたはこのまま静かに 生き続けたいだろう
でも新聞読むたび蘇るのは あのときの気持ち
僕らは腰まで泥まみれ だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
僕らは腰まで泥まみれ だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
僕らは腰まで、首まで、やがてみんな泥まみれ
だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
元ちとせについて
2001年 3月、The Sugarcubes、山崎まさよしらの曲をカバーしたミニアルバム『Hajime Chitose』でインディーズデビュー。 7月、オリジナル曲を収録したミニアルバム『コトノハ』をオーガスタレコードより発売。 2002年 エピックレコードジャパンより発売したメジャーデビューシングル『ワダツミの木』が発売2ヶ月後にシングルチャートで1位となる。 『第44回日本レコード大賞』ベストアルバム賞受賞。元ちとせの人気歌詞
死んだ女の子
あけてちょうだい たたくのはあたし あ ...
ワダツミの木
赤く錆びた月の夜に 小さな船をうかべま ...
語り継ぐこと
なみだ いくつ 零れて 新月の夜 ひと ...
青のレクイエム
それは夢のようにまるで嘘のように 残酷 ...
いつか風になる日
何故に陽炎はゆらめいて 黄泉へと誘う澪 ...
ひかる・かいがら
旅立つ人よ 行方は聞かない そっと潮風 ...
春のかたみ
空を埋める花のいろ うつりにけりなわが ...
この街
この街の空にも星は瞬く 今はただ姿を隠 ...
千の夜と千の昼
失した羽を探し続けても もう 何処にも ...
君ヲ想フ
紅く 棚引く雲は 誰の泣き顔か 灯り ...
ハイヌミカゼ
あなたに見えますか?私の姿 あなたに聞 ...
雫
背中にあった翼は君と共にに無くした 飛 ...
幻の月
あかいくだものを がりりと噛みました ...
あなたがここにいてほしい
不思議ね こんなことで優しい気持ちになる ...
恐竜の描き方
スケッチブックにそっと閉じ込めて もう ...
名前のない鳥
風に揺れてる朽ちかけた伝言板 裏切られ ...
蛍星
傾いた影の向こう 夕映えに赤く染まる笑顔 ...
六花譚
長い冬を身にまとう 心は氷のように そ ...
心神雷火
にわかに熱を帯びながら 雲が渦を巻く ...
行きゅんにゃ加那節 with 中孝介
行きゅんにゃ加那 吾きゃ事忘れて 行き ...