毎朝男は背中を かがめてバス停へ歩く
同じ歩幅同じ背広 一度も振り向かない
バスが来るまでのいあいだに 煙草を一本だけ吸う
顔は見えず列が増えて ただ黒い点になる
ひそやかに彼に恋してる 無口なタイピストがいる
引き出しに彼の名刺を 大事にしまってある
それぞれのあけくれ それぞれのためいき
壁の向こうに あのひとがいる
すれ違うのは ほんのエレベーター
鈍い太陽の陽ざしが オフィスの窓によどんで
閉じこめられた恋心 ためいきと文字の数
男はまるで気づかない ビルの谷間の春風にも
心はまるでそよがずに 薄い肩をすぼめる
それぞれのあけくれ それぞれのためいき
日がないうち タイプの音と
コピーのように くり返す毎日
気づかないのは 気づかないのは
さびしい瞳 ときめきも忘れて
バスが来るまで バスが来るまで
男の背中 見分けられるけれど
列が増えてく 列が増えてく
そのたびごとに 黒い点になる
バスが来るまで バスが来るまで
バスが来るまで 煙草ゆらすだけ
ラララ・・・・・・ ラララ・・・・・・
同じ歩幅同じ背広 一度も振り向かない
バスが来るまでのいあいだに 煙草を一本だけ吸う
顔は見えず列が増えて ただ黒い点になる
ひそやかに彼に恋してる 無口なタイピストがいる
引き出しに彼の名刺を 大事にしまってある
それぞれのあけくれ それぞれのためいき
壁の向こうに あのひとがいる
すれ違うのは ほんのエレベーター
鈍い太陽の陽ざしが オフィスの窓によどんで
閉じこめられた恋心 ためいきと文字の数
男はまるで気づかない ビルの谷間の春風にも
心はまるでそよがずに 薄い肩をすぼめる
それぞれのあけくれ それぞれのためいき
日がないうち タイプの音と
コピーのように くり返す毎日
気づかないのは 気づかないのは
さびしい瞳 ときめきも忘れて
バスが来るまで バスが来るまで
男の背中 見分けられるけれど
列が増えてく 列が増えてく
そのたびごとに 黒い点になる
バスが来るまで バスが来るまで
バスが来るまで 煙草ゆらすだけ
ラララ・・・・・・ ラララ・・・・・・
来生たかおについて
1976年シングル「浅い夢」にてデビュー。1977年 しばたはつみに提供した「マイ ラグジュアリー ナイト」のヒットにより、作曲家としても注目を浴びる。1981年「夢の途中」が映画「セーラー服と機関銃」の主題歌で薬師丸ひろ子のデビューシングルとなり、大ヒット。一躍、有名になる。ほかに「セカンド・ラブ」「シルエット・ロマンス」などのヒットがある。来生たかおの人気歌詞
Goodbye Day
少しだけ 疲れた顔で 君は静かに 眠っ ...
夢の途中
さよならは別れの 言葉じゃなくて 再び ...
シルエット・ロマンス
恋する女は夢見たがりの いつもヒロイン ...
スローモーション
砂の上 刻むステップ ほんのひとり遊び ...
セカンド・ラブ
恋も二度目なら 少しは上手に 愛の ...
浅い夢
夏の日の 海の町 飛び散る きらめきの ...
気分は逆光線
今年は海へ 行きたくない気分 あぶない ...
はぐれそうな天使
足元くすぐる波さえ 少し遠慮がち 私は ...
美しい女
サヨナラは言わないで 去ってくれ いつ ...
夢より遠くへ
突然に心吹く風つらぬいて 少し危険でも ...
マイ・ラグジュアリー・ナイト
物語は始まったばかり 街の中 夜の中 ...
さよならのプロフィール
コーラの壜 砂に突き立て 苦い煙草 風 ...
スロー・ナイト
急ぎすぎて 恋をこわさずに ただやんわ ...
そっとMIDNIGHT
深く眠る街 消えやすい星たち あなたが ...
吐息の日々
美しすぎるとそれだけで ルージュを引い ...
終止符
熱病にも似た夏の日 やがて盛りも過ぎて ...
ゆっくり夏が
春はまたたくまで ゆっくりと夏が 街の ...
ディ・ブレイク
あなたの白いシャツが ブルーに染まる ...
燃えつきて、ディザイア
燃えつきて 一晩の 残された 爪のあと ...