晦日(みそか)に茶ガユの ひと掬い
せめて年寄り 子供にすゝらせて
迎えさせたい 来る年を
こんな願いが きけぬとあらば
馬鹿を承知の ひと暴れ
命捨てなきゃ 納まらぬ
勘助 出番の 蔵破り
この飢饉に公儀(おかみ)のお救米(たすけまい)、
どれほど当てにしたことか。何日待ったことか。
お蔵破りは磔(はりつけ)、獄門に決まってる。
けど黙って見過(みすご)すわけには行かんがな。
なァお里。行かしてんか…。
生まれは相模の 在ながら
水が合(お)うたか 馴染んだ木津の浜
この地浪花に 借りがある
女房お里よ 水盃を
首を振らずに 受けとくれ
二世もお前と 暮らすから
勘助 急げと 風が立つ
法被(はっぴ)に重ねた 浴衣には
肩に梅鉢 裾には金太郎
これがお供だ うれしいね
心知ってか 見上げる空に
曇り翳(かげ)りの ない月が
名残惜しやと 顔を出す
勘助 誉(ほま)れだ 鑑(かがみ)だよ
せめて年寄り 子供にすゝらせて
迎えさせたい 来る年を
こんな願いが きけぬとあらば
馬鹿を承知の ひと暴れ
命捨てなきゃ 納まらぬ
勘助 出番の 蔵破り
この飢饉に公儀(おかみ)のお救米(たすけまい)、
どれほど当てにしたことか。何日待ったことか。
お蔵破りは磔(はりつけ)、獄門に決まってる。
けど黙って見過(みすご)すわけには行かんがな。
なァお里。行かしてんか…。
生まれは相模の 在ながら
水が合(お)うたか 馴染んだ木津の浜
この地浪花に 借りがある
女房お里よ 水盃を
首を振らずに 受けとくれ
二世もお前と 暮らすから
勘助 急げと 風が立つ
法被(はっぴ)に重ねた 浴衣には
肩に梅鉢 裾には金太郎
これがお供だ うれしいね
心知ってか 見上げる空に
曇り翳(かげ)りの ない月が
名残惜しやと 顔を出す
勘助 誉(ほま)れだ 鑑(かがみ)だよ
三門忠司について
昭和55年、30歳を越えた脱サラ歌手 三門忠司としてデビュー。「片恋酒」が25万枚のヒットとなり、大阪に三門ありの存在感を示す。その後「雨の大阪」等のヒットを飛ばし、浪花の演歌師と呼ばれるようになる三門忠司の人気歌詞
大阪無情
さよなら さよなら さよならなんて い ...
雨の大阪
どうせ人生 お芝居よ あんたのことも ...
男の街道
人には選んだ 道がある こころに抱いて ...
小判鮫の唄
かけた情が いつわりならば なんで濡れ ...
浪花のギター
夜にまぎれて 見えない明日 酔えばなほ ...
泣き虫横丁
文字の欠けてる ネオンを濡らす やみそ ...
流転川
石が浮かんで 木の葉が沈む それが浮世 ...
人生坂
間違いばかりを 探していたら 人は本音 ...
人生一勝二敗
季節はずれの 篠つく雨に 耐えて咲いて ...
次男坊鴉
どこへ飛ぶのか 次男坊鴉 笠にみぞれの ...
博多時雨
一度惚れたら 心底つくす だから悲しい ...
博多川
中州(なかす)のねおんに 咲く花は 朝 ...
河内の次郎長
親の居る奴 幸福(しあわせ)もんさ 俺 ...
なみだ裏町おとこ町
ふるい演歌を 背中で聴けば 心むかしに ...
なぁ 酒よ
紅いネオンに 誘われて ひとり路地裏 ...
紅蓮酒
君を忘れる ために呑む おとこ未練の ...
大阪流転
風の寒さに 背中を丸め 歩く裏町 灯( ...
涙の酒
男一途の火の恋を 何んで涙でけされよう ...
ナニワシグレ「桂春団治」
酒も呑めなきゃ 女も抱けぬ そんなど阿 ...
裏町しぐれ
上手に生きて なぜ行けぬ 上手な酒が ...